筆を取るに当たり~
開祖の「生きた技」と「生きた言葉」を以て合気道と触れ合った修行者の最後の世代が もうしばらくすると昇神され誰も居なくなる現実がそこに迫りつつある。
開祖が現役であった頃の「武道としての合気道」を語れる野中日文主席師範やその一番弟子黒木師範から教わること、同門橋口氏との談議、愚拙が日々の稽古で想い起こした事などをこの「合気道喫緊録」として綴り纏めたいと思う。
我々合気道修行者に残された最後の先達らとの繋がりの時間は残されていない。
取り留めなくとなろうが今書き残す意味は十分にあると思う。
吾身には無論のこと、その後に続く後進たちにとって掛替えの無い至宝となることは間違いない、この道を歩む者への良き道標とならんことを願う。
コメントをお書きください