【問い】
対柔道対策の合気道
対空手対策の合気道
この問題は合気道をする者の間では
表面化しませんが
本格的に合気道を取り組めば
取り組むほど心の中に芽生えて
いく問題です。
自由攻防の経験で
頭を打つた合気道家はどうなるのか
1.合気道なんて所詮実際には
役に立たないのだとあきらめてしまう。
半知半解の脱落者
2.実際にはこんなことは起きない
合気道はこんな格闘技もどきとは
違うののだと無批判に今まで通り
続けていき、合気道の世界だけしか
通用しない演武中心の合気道家
3.このままではいけないと稽古を
見直す。心ある修行者は
ⅰ.ある者は、やっぱりパワーとスピード
をつけねばと筋トレに励む。
パワー合気道家
ⅱ.ある人は合気道の技だけでは
不十分だと他の武道、格闘技を
ミックスしょうとする。
総合格闘合気道家
だいたいこのようなことになる
のではないかと今まで接してきた
先輩達を見ていて感じます。
でも、私は以上の道へ
進まれた方は
合気道という名刀を持っていても
その有効な使い方
活かし方を私も含めて
熟知していなかったのでは
ないだろうかと最近思いました。
通常の形稽古の延長線上に
自由攻防に対応できる能力が
つくのでしょうか。
稽古形態は同じでも意識を
変えて望むことによって
質を高めるように努力すべきなのか
所詮は一般人の生兵法
修羅の住人になる覚悟無しには
踏み込むべきではない世界なのか
【応え】
答えは修羅の道は覚悟を持った人間のみ歩むべき。
本物の修行者同士の互いの流儀を掛けた仕合
でしか術理の攻防を具現化できないのです。
自由攻防の稽古をしたところで
合気道修行者が演じる偽空手家
合気道修行者が演じる偽柔道家
との攻防です。いくらやっても「本当に大丈夫だろうか」
という心の霞の晴れることは無いでしょう。
ただしやらないよりもやったほうが良い、私はそう思います。
>形稽古の延長線上~
合気道界の稽古体系が現在 捕り(上位)受け(下位)
となってしまっています。本来の形稽古の指導体系である
捕り(下位)受け(上位)に戻らなければ生きた形稽古にはなりません。
貴兄が形稽古で自由攻防に対処できる能力が養えるか疑問を脱せられぬところ
だと思います。剣術はいまだその指導方法、自身出身がそちらだったこともあり
合気道の稽古を始めたころから「受け」ばかり意識してきました、返し技ですね。
受けを取りながらこの体制ではどのように反撃するか、「攻防」転換法です。
本来の形稽古は上位者が受けをとりながら申し合わせなくタイミングを見計らって
別な対応(受けや反撃)を行い、捕りはそれに反応して対処できることを稽古します。反復稽古のなかで。
私が昔から後進へ言うのは「技(意識)を留めるな」
稽古中、攻防何れにしても技を失敗したときこそ本当の稽古なのです、ここが皆さんにうまく
伝わらない、勿体ないのです。
幸い錬成会では「受け」の重要をこんこんと指導なさってくださいます。
錬成会の合気道の素晴らしさはここにあります、自由攻防は普段の稽古でも可能なのです
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